アステカのXochi tecal(世界遺産)のピラミッド。天空と大地をつなげる、自分たちの上と下に感謝する。それこそ神殿であるピラミッドの意味だと思う。
アステカのテオティワカン(世界遺産):死者の通り。はじめてメキシコの大地を踏みしめた2日目に大感動で描いた。太陽の強烈な日差しと酸素不足(メキシコ高地は標高2000メートル近い)でピラミッドに上るのは非常に大変だった。太陽が強烈なのもそのはず、この日は3月23日で、太陽が最も近い日で、太陽にもっとも近いピラミッドの上で太陽のエネルギーを受けようとする人々で賑わっていた。
テオティワカン・太陽のピラミッド(世界遺産)。ピラミッドの上で高校生のグループと友達になった。
そこはピラミッドの隅だったけど、のちにピラミッドの四方には生贄として埋められた子供の骨が発見されていることを知った。メキシコ人高校生とピラミッドの上で仲良くしメキシコ人とのファーストコンタクトに成功したのも、昔々生贄にささげられた子供のおかげと素直に信じられた。
メキシコの遺跡周りは日差しが強くて非常にきつい。さすが太陽を信仰し民が作った神殿だ。太陽が近すぎる。でも遺跡の中には大木が必ずと言っていいほどあり、旅人に木陰を提供してくれている。木陰に入っていると、神殿を築いた人々もこんな風に休憩していたのだろう、と想像がつく。現在の時間と古代の時間がいれかう瞬間でもあり、時々古代の人々の姿が見える。
遺跡の周りにはこんなおおきなウチワサボテンを見かけることも多い。このサボテンの赤い実Tuna、梨とメロンを合わせたような味で、非常においしい。サボテンの方もnopalesというが、焼いて細く切ったのを、肉と一緒にトルティージャに乗せて食べる。メキシコ料理に欠かせない食材だ。