空海と密教美術展
2011年 06月 28日
幼名を眞魚。海の中の魚は長じて海から出て、青い空と青い海の間に立つ。
空海、またの名を弘法大師。人は彼を「仏教を伝えた偉大な僧」とも「山師」「マルチタレント」とも呼ぶ。全国各地に彼の足跡が残る。弘法大師はいろんなところを行脚し、各地で井戸を見つけ山を開き、人々を救っている。水と鉱山について詳しかったに違いないからだ。
空海には学生の頃から興味を持っていた。仏像と真言密教に関心があったし、高野山にも関心があった。なかでも彼の生死観「生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥し」に圧倒されたからだ。彼のこの言葉は学生時代の私の作品のテーマの一つでもあった。
上野の東京国立博物館で7月20日より特別展「空海と密教美術展」(9月25日まで。でも後半はかなりの混雑が予想されるので、前半に行った方が無難)が催される。http://kukai2011.jp/
東寺の立体曼荼羅の8像が東京にやってくる。私の恋人でもある、麗しい美男子の帝釈天様もお目見えだ。展示品の98.9%が国宝ないし重文指定品だというのだからスゴイ。
私の恋人に会いたい人、仏教美術に興味のある方は招待券(※参考:販売価格当日券1500円)を数枚を頂きましたので、差し上げます。ご興味のある方はご連絡ください。
(→チケット無くなりました。ごめんなさい! 2011.7.3)
私が楽しみにしているのは7月20日から30日までの十日間しか展示されない、空海が使った黄金の数珠。本物を拝んでみたいもの。