空海、密教。
2011年 07月 15日
東博の「空海と密教展」の広告も、あちらこちらの駅で見かけるようになった。「たくさん人が来るかって?う〜ん仏教に関心のある人って限ってるからねえ」なんて東博ボランティアの間では言っていたけれども、阿修羅展みたいな大入りになるかも知れない。私も早めに見ておかなくっちゃ!
ネットで検索したら、高野山の金剛峰寺もその他の空海関連のお寺さんも、このイベントを大きく取り上げていた。空海にまつわるお寺さんは数が多いから、東博の会場に行ったらお坊さんをたくさん見かけるかもしれない。目の前には美しい仏が、お隣には僧侶が。うわ〜楽しみだあ!
「空海、密教」関連の雑誌をどれか買おうと思ってぱらぱら見たけれども、どれも欲しくなってしまう。強いて言うとDiscoveryJapanがその美しい表紙と(梵天様だ)その特集(松岡正剛!)で私の好みだった。お好みの本をお選びあれ!
「空海と密教美術展」は7月20日から。ちょうど上野の不忍池の蓮の花が美しく咲き始める頃だ。朝、池で蓮を見て(蓮の花は朝咲き出し、の午前9時頃に萎れてしまう)、近くのファーストフード店かお弁当を買って上野公園で朝ご飯を食べ、9時半に東博にいくと、仏教三昧な一日が楽しめる。上野の蓮の見頃は8月20日くらいまでだから、8月中に展覧会に行ったらいいと思います♪
0氏:空海本といえば『空海の夢』いちおし。
マキ:学生時代、講師として招かれた松岡正鋼さんにうっとりしました!講演会いったらうっとりしてる女性ばっかりでした。しかもフランス語で話して日本語通訳いれてました。日本の誇るインテリですよね!空海の夢は難しかったなあ。もっとも彼の本は全部難しいですけれど。
マキ:↑上記のDiscoveryJapanで自著「空海の夢」について熱く語ってました。
I氏;まれ生まれ生まれ生まれ生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥し」。この言葉の奥には言葉はありません。言葉にできる世界の極限です。これより先はもう語れないのです。だからすべての思考はここから戻ることしかできない。
マキ:ああ、本当ですね。自分の今生の悩みも「今までの過去も、これからの来世も悩み続けるんだ、そして死に続けるんだ」って悟しかないですよね。どのような思いと経験を経てこの言葉に空海は出会ったのか。海と空のように計り知れない彼の世界に入ると溺れそうです。