徳川家康と豊臣秀頼の手紙
2011年 07月 23日
「東博さん控えめすぎでしょ!」と突っ込みたくなるくらい地味で、来館者は「え、あの有名人のもの?」と気がつく事も無く素通りしてゆくのだけれど、家康の手紙や、家康の日課であった写経「日課念仏」、千姫の手紙、秀吉の手紙、など、展示内容はかなりスゴイ。
家康の「日課念仏」は「南無阿弥陀仏」とたくさん書いてあるのだけれど「一ヶ月分、まとめて書いたのかな?」等と想像しながらみると楽しい。またテレビでは「南無阿弥陀仏」の文字列の所々に「南無阿弥家康」と書いてある箇所があると聞いた。見つからなかったが、探してみても楽しいだろう。
「どうみても秀吉の字は上手ではないですよね」。
うん、頼朝や家康に比べると秀吉の文字は私が見てもヘタクソだ。でも死んでから300年たって「秀吉、字ヘタクソ!一兵卒だったんだからしょうがないけど。さぞ部下に見せたくなかっただろうね」なんて言われたくないだろうなあ。
本人もそれを分かっていたのだろう、半分に折った半紙に小さく小さく「あんまり見ないでね。読んだらすぐ処分してね」といわんばかり控えめに書いている。写真上:家康の手紙、下秀吉の手紙。実物を是非ご覧下さいね♪