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孫文と梅屋庄吉

孫文と梅屋庄吉_c0192202_1932211.jpg「そんぶん」が“Sun Yat-sen”?「そんぶん」は「スン・ヤッセン」という名前だったの? “孫文”の広東語読み?

1ヶ月ぶりくらいに東博へ行った。そして本館で催されている「孫文と梅屋庄吉 100年前の中国と日本」写真展を見て来た。お客はいつもの博物館ファンとは異なり、中国ツウな感じの方ばかり。どの人も熱心に梅屋家のアルバムを覗く。

会場の英語訳で上記の“Sun Yat-sen”に出合う。孫文の中国語読みは「Sun wen」。中国人は「孫中山先生」と呼び「建国の父」として尊敬している。そして各地に孫文を記念した「中山通り」「中山公園」がある。

歴史をきちんと知らない私は、なぜ日本や台湾に関わりのある孫文が共産党中国人民に尊敬されているかよくわからないが、とにかく孫文は現代中国においても尊敬される人物なのだ。

自宅に帰りwikiで調べてみたら、“Sun Yat-sen”は孫文が使った又の名である「孫逸仙」の広東語ローマ字表記らしい。蒋介石も英語名は「Jiang jieshi」ではなく、”Chiang Kai-shek”だそうだ。「チャン カイシェ」?名前の読みが変るなんて、とても不思議!

北京の呼吸や胡同の見慣れた場所の100年前の様子の写真が展示されている。建物は同じでも人の服装や髪型が違う。写真を見ながらタイムトリップを楽しんだ。また、昭和4年に発売された南京や香港の図版があたのだけれど、その写真に付随しているコメントが生き生きとしていて大変面白い。80年前に上海や香港を訪れた記者の興奮が伝わって来る。

売店で「絆カレー」550円を購入。日比谷の松本楼のレトルトカレーらしい。なぜ孫文とカレーかというと、東博仲間がすぐ教えてくれた。孫文は一時日比谷公園のすぐ近くに住んでおり、(その邸宅の名前“中山”を後日孫文は日本名として使うことになる)松本楼で梅屋庄吉は孫文に多くの人間を紹介、活動を支援したということ。「今で言うと何兆円という金額でしょうね」とは東博仲間。

北京にある孫文の妻・宋慶齢(Song Qingling)の邸宅に行ったことがあるが、その邸の写真も会場にはあった。この時代、国を超えて言語を超えて人と人が交じりあい、そして戦争と商売を行っていたのだ。そして妻も各地に持った。wikiで見ると孫文には数多くの妻がおり、日本人の妾と妻もいたよう。孫文との関係を重く見ていた日本人の期待が見える気がする。

この展覧会の会期が始まる前、「孫文」の看板を見た中国人(か、台湾人)お客さんが「この展示まだ始まってないの?残念だな‥」と言いながらミュージアムショップで日本語で書かれた孫文についての書籍を何冊も購入している姿をよく見かけた。私たちにとっては過去の歴史上の人である孫文や蒋介石、鄧小平。大陸ではまだほんのちょっと前の人物なのだ。

売店でトランプが売られていた。中国人が大好きなトランプ。買おうかどうしようか迷ったのが、「中国おえいらいさんカード」。有名な将軍たちの顔写真入りのカードらしい。受け狙って買う?10月に中国人のお客さんたちとポーカーやる?それともやっぱり無駄使い?結局買わなかったけど、未練が残るな〜!

だあ、中国ネタはやはり長文になる。そのうちもっと短く編集します♡
カレーは、ずいぶんと黄色く小麦粉で合えたカレーでした。おいしいけど、う〜んちょっと高いかな〜。
by office-maki | 2011-08-22 19:14 | 東博が好き | Comments(0)

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