幸せの勾玉
2012年 06月 11日
Sがスライドで勾玉が作られた縄文時代の暮らしを紹介したのだけど、実に素晴らしかった。保護者を見ると、目頭が熱くなっている人もいる。Sさんさすが!笑いあり、感動ありの10分間。Sさんが今回伝えたかった事は”幸せを祈る気持ち”だったようだ。
「縄文時代の人たちにとっての不幸ってなんだったかな?それは人が死ぬ事だったんじゃないかな。毎日家族で過ごせる事が幸せだったんだね。だけど今以上に自然の災害に対して人々はなす術がなかったから、「明日も家族が無事に一緒に暮らせますように」って祈りを込めてこの勾玉を作ったんじゃないかな。」
Sさんは昨年の震災以降、機会があれば幸せについて話したい、と思っていたそうだ。動画とっておけばよかった。本当にすばらしい発表だったから。
家族の無病息災を祈った、幸せの勾玉。
そんな話を聞いて見る、古代の勾玉は子供達の心にずいぶんと印象深く映ったに違いない。こんな、胸に響く話をいつか私もできるようになりたい。
写真はイメージ画像(実際につくった作品ではありません)。