東博で展示中の”名品選”のひとつである慶派の十二神将(浄瑠璃寺伝来、13世紀)と院派の千手観音菩薩坐像(14世紀)のボランティアガイドを11月25日にする。
(寺院ではなく)博物館にあるのに、見学者が手をあわせたくなる仏像たち。ほんの10分程度だけの担当だけど、そんなすごい作品について話せることは名誉であるし(しかもすごい場所)、ありがたい機会。
そんなわけでまた勉強をしたのだけど、とても面白かった。まだダビンチやミケランジェロやボッティチェリが生まれる200年以上前に、日本ではこれほどの作品が作られていたって、すごい事!
今回私が担当する仏像は対比的で面白かった。"静"の院派、"動"の慶派。両作品のもつ迫力は、どちらもまったく劣らない。
あまりに偉大な作品。短時間で話すので「内容が薄っぺらくて、何にも心に残らない。つまらないなあ」と自分でもガイド原稿読みながら思ったが、千手観音の光背に彫られている三弁宝珠と十二神将の戌神が持っている斧について調べはじめたら話が膨らみ、面白くなった。聞いてくれる方達が楽しんでくれるといい。
東京国立博物館の本館1階11室、11/25日(日)の仏像ボランティア・ガイドは、11時から30分間。内容は①菩薩、②文殊菩薩、③千手観音、④十二神将、⑤愛染明王の予定。ご興味ある方はいらして下さい♪もれなく感謝が捧げられます。仏像女子、ほっとけ女子はお集りあれ〜(^_^)。