東博の考古ガイドがめっちゃ面白い!
2012年 11月 19日
(東博ボランティアガイドツアー予定)
ローマから持ってこられたかもしれないという。
きっとそれは本当だ。だってガラスの間に金箔が張られている。それはビザンチンのモザイクで使われた技法だもの!
この日本にビザンチンの作品がきていたのか!事実はこの際どうでも良くて、そのロマンにどっぷりと浸る(笑)。
そしてこのオーパーツのような腕輪。日本人の感覚じゃぜったいない!
これにそっくりな物を、私はメキシコで何度も見ている。
地味な見た目なので名前を忘れ、また地味なため画像もないのだけど、メキシコで見た物は、石作りの50cmくらいの大きさ。何のために作られたかはっきりしていないのだけど、1000年ほどの間、アステカやマヤなど多くの文化圏で作られていた。神託を受けるための枕だとも、たんに権力者の象徴だとも、儀式で使われ、この石を持ち上げられる男を成人と見なした、ともいう。
また縄文の耳輪。こんな大きな輪を身につけていた縄文人。
その姿は、下の画像のアステカ文明とそっくり。
こちらは7世紀に出土した焼き物の棺桶。仏教の蓮華が入ってる。
この蓮華そっくりのものを、インドのアジャンター石窟でも、中国の雲崗石窟で見ている。
写真は雲崗石窟。
他にも、岡本太郎が魅了された土器、人骨を入れた人面付土器など、話も作品も、ほんとうに面白かった。
たった30分間のガイドでここまで興奮した。来週、仏像のガイドを自分でやるけれど、お客さんが興奮するようなガイドを目指そうと思うのだった。写真、ユリノキの紅葉したかわいい葉っぱ。