初春の東博の本館展示&東洋館がすごい!
2013年 01月 07日
本館1階では、三番叟のお面が迎えてくれた。三番叟(さんばそう)は、五穀豊穣を寿ぐ舞、祝言の舞。神話の世界が思い起こされる古い古い舞だ。
宇賀弁財天(うがべんざいてん)もまた、五穀豊穣&芸術の神様。弁財天(インドの女神)と蛇に老人(若い女の顔の場合もある)の顔をつけた蛇の形で表現される宇賀神。宇賀神は、伊勢神宮にもある五穀豊穣の神:豊宇賀能売神(とようかのめ)と同じ神をされ、作物の恵みをもたらす神様だ。弁財天は水とゆかりが深いから、作物を実らす水と作物の神が一緒になったのだろう。
2年半ぶりにリニューアルオープンした東洋館。熱心に眺める男性客でにぎわう。「あんまり展示作品が充実してるから1月2日から毎日来てるんだよ」とは、あるお客さん。
東博では、1月14日まで見応えのある作品が並ぶ。2〜3度見る価値は十分にある。ちなみに、「東洋館があるなら、西洋美術はどこ?」と聞くお客さんが多いらしい。東博で東洋の美術も展示してるのは、日本の文化形成に関係があるからです。西洋美術を見るなら、上野公園内の西洋美術館へどうぞ。東博と西洋美術館の両方を見ても1020円(東博の総合文化展示600円、西美が420円)。安いものだ!
このブログは、単なる個人の日記ですので、根拠や事実があいまいです。必要事項は、オフィシャルサイト等で必ずご自分でご確認ください!
なお、このブログ内における東博関連の記事は、左上カテゴリの中の「東博が好き」でまとめてご覧頂けます。