護国寺で開かれているチベットフェスティバル。砂曼荼羅とタンカを見るために今度は昼に行った。砂曼荼羅は想像していた以上に見事だった!
桂昌院の入り口にはチベット風のもてなしが。砂曼荼羅は21色の砂を使って、砂糖菓子のようにレリ−フ状に観音の曼荼羅が出来てゆく。撮影禁止だったのでじっくりじーっくり眺めてきた。タンカ(大きな仏画)も本当に見事(下、参考画像)。
釈迦が悟りを開いた時の様子が、牡丹や吉祥雲、三弁宝珠で飾られた華やかで喜びに満ちた中に描かれている。解説の女性の話では、パッチワークをつなげるのに、馬の毛を使用しているそうだ。
掛け軸くらいの仏画も販売されていた(下、参考画像)。大体10万円ほど。6人の職人さんが2ヶ月がかりでやっと一枚できるのだという。想像する金額の三分の一くらいなんだけど、10万円くらいじゃまったく利益ないよね??
お坊さん達は昼間は、5グループ?に分かれて砂曼荼羅を描いたり、チベット仏教について説明したりグッズの販売をしたりし、夜は仮面舞踏をしている様子。本当によく働いていらっしゃった!
そして初めて入った護国寺本堂の中も本当に立派でびっくり。300年の歴史を誇るようだが、重厚さ、華やかさは今までいったお寺の中でもぴか一だ。本堂では、砂曼荼羅の作成、祈り、法要、解説が行われていた。カタ(白い布)やロウソクと花を捧げる。カタは布の外側をそのまま捧げれば自分の幸福を祈るために、布の中側を捧げれば、仏教が栄えることや他者のための祈りを表すのだそうだ。中側を広げて捧げる。外側は無地だけど、中側には牡丹や吉祥雲、三弁宝珠と文字が織られていた。
チベット民芸品も売られていた。どれもハンドメイドなのにすごく安い!あれもこれも欲しかったが、一目惚れのシルクのバック1500円だけ購入。
隅から隅まで興味深かった護国寺のチベットフェスティバル。次回何年後に開かれるか知らないが、ダライラマを始め、彼らが無事安全に故郷に帰れることを心から祈る!