9/1(日)、この日も雨の予報だったけど、夜のうちに雨は降り、いいお天気になった。レンタカーを借り、いざ喜多方へ。全部で70キロのドライブは一面の稲に囲まれ、最高の気分だった!
①願成寺(会津大仏)
会津若松駅から24km40分、午前9時前に「会津大仏」で有名な喜多方の願成寺に到着。願成寺は山に近い里にある。
すごく立派な本坊!
古い日本の生活がそのまま残っていた。
金堂もとても立派!雪が多いからか、屋根部分がとても大きい。
そして阿弥陀堂の阿弥陀如来坐像も大きい。友人らが目を輝かせて拝観していた。仏女たち、どこを見ても楽しい。
願成寺では、人々に大切に守られて来た文化を感じることができた場所だった。最高のスタートだった!
②新宮熊野神社(長床)
願成寺から新宮熊野神社へは車で20分弱。山を背にして超立派な神社だ。鳥居もこの貫禄!
修行する人が集ったりした拝殿の長床。
藁葺きの屋根がとても美しい。
神様がお住まいになる社も格式高かった!
宝物殿に安置されていた文殊菩薩や力士像も良かった。出口の看板には、「ありがとうございました あなたの未来に 限りない幸せを」の文字。清々しい場所でした!(^_^)
③鎮守森・亀ヶ森古墳
地図で見ると、長床から立木観音に行く途中に「鎮守森・亀ヶ森古墳」の文字。何かあるかわからないけれど、とりあえず行ってみると、畑のど真ん中に立派な古墳。長床から車で15分。
亀ヶ森古墳は全長127m、。鎮守森古墳は全長56mの前方後円墳で、4世紀後半のものらしい。土器や埴輪も出ているようだ。
「どこにいけば出土品が見られるのかな?」と古墳好きが興奮している(笑)。亀ヶ森古墳の頂きには、宮が建てられていた。木に囲まれ、かなり薄暗い。
通りから離れ、人家の雰囲気を楽しんだ。もう秋が近いなあ!
④恵隆寺(立木観音)
鎮守森古墳から車で20分弱、恵隆寺に到着。「会津ころり観音」の一つで、この日、訪れた中で一番多くの人が来ていた。「会津ころり観音」とは、三つの観音をお参りして一生を健康に過ごし、長わずらいをしないで、ころりと安楽往生がしたいとの願いを込めた信仰だそうだ。
本堂、でかっ!!ここは8.3mの十一面観音像ができてから、それを覆うために作られたお堂。
その巨大十一面観音は、幕がかけられているため足下からしか見ることが出来ない。近すぎて全体と顔が全く見えなかったけど、仏像の手をこんな真下から眺めることはないよなあ...と思う。
⑤勝常寺(中央薬師)
車を走らせること15分、今回の旅の目的地である勝常寺に到着。立木観音からは車で20分弱。
仁王門の仁王さまがわらのパンツを履いていてとてもかわいい(笑)。
薬師堂は立派すぎて全体が入らない。
事前に予約してあった管理人さんに再度電話すると、薬師堂と宝物館の鍵を開けに来てくれた。
このなかに薬師如来を除く10数体の仏像が並んでいた。四天王兄弟に「広目天君は一人東博で頑張ってるよ!」と報告。お家に残った仏像達はなんだかのんびりして見えた(笑)。
薬師堂の鍵を開けてもらって国宝・薬師如来を拝観。お堂の中は暗く、厨子の中は更に真っ暗でほとんど見えない。しかも仏像もほとんど真っ黒だ。管理人さんがペンライトを渡してくれ、説明をしてくれた。仏像の回りは綺麗に装飾されていて、もともと5体あった会津の薬師如来のなかの中央薬師の名に恥じない。
おっさんくさくて生活感漂う眼光鋭い仏像達を見て回った。博物館で見るのとは全然違い、生きた仏像がそこにはいる感じがした。それにしても会津の人々はどうしてこんなに大きな仏像をたくさん作ったのか?お堂ひとつとっても本当にたいへんだったはずだ。長い冬を超す地域だから「信じる強い何か」が必要だったのかも知れないと思った。
喜多方は、蔵の町として有名。倉を見る為にお昼から母が一人で東京からやってきて合流!
おせんべい焼き体験に参加。このうれしそうな顔!
会津木綿も有名。
とても素敵な室内!
会津地方は桐も有名だそうで、このカフェの椅子は桐の木そのままだった。素敵!
喜多方と言えば喜多方ラーメン。有名店「坂内」に1時間並び、支那そばを食べる。さっぱりした感じ。
ずいぶん広い店内はこの様子。
他にも、漆器、紅白ささげ、ずんだ、などなど。神仏に守られ、快適で安全なとっても楽しい旅でした!朝8:00~午後5:00レンタカーを借りたのだけど、8:00ジャストに借りにゆき、4:40には車を返却、5:14分の快速あいづライナーに乗ることが出来た。本当にちょうどいい旅でした!(^_^)