東博開催中の「支倉常長」像が必見!
2014年 02月 18日
支倉常長。伊達政宗の家臣で、遣欧使節団として日本で初めて正式にヨーロッパに行った日本人だ。たぶん、立場のある日本人で一番最初にカトリックに改宗した人物でもある。しかし彼の旅は容易ではなかった。数多くの困難のもとヨーロッパにたどり着き、ローマ教皇に謁見。支倉常長のその立派な姿に、「アジアの王様が来た」とローマの人々は騒いだそうだ。その立派な姿ゆえか、支倉はイタリアで貴族の称号も受ける。日本への帰国の道のりも困難が襲いかかる。しかし彼を待っていた日本は既に鎖国になり、切支丹は弾圧されている時だった。失意のうちに数年後無くなっている。遣欧使節団は彼にとってまぎれなく人生のクライマックスだった。
私は行く先々で、支倉常長と出会って来た(笑)。なので非常に支倉常長に親近感を持っていて、今回展示のこの油絵には非常に興奮した。この油絵の展示は3/23まで。必見!
150号くらいだろうか、縦2mくらいの大画面に本当に立派な様子の支倉が照れくさそうに立っている。この派手で立派な着物!現在この服はどこにあるのだろう??家臣の支倉がこれだけ伊達男ということは、伊達政宗、どれくらい男前だったんだろう?下はベラスケスが描いたフェリペ4世。このポーズが王やそれに準じる立場の人を描くものであったことが分かる。