東博「みちのくの仏像展」の初日、友人と見に行った。狭い会場に個性的な仏像が並び、仏像マニアたちが熱心に観賞していた。画像はyoutubeよりスクリーンショット。
私たちの目当ては福島県の常勝寺の国宝『薬師如来像』。一昨年友人と福島に見入った仏像。あの薄暗くて狭いお厨子をでた薬師如来は、なんだかちょっとのんびりしている様子だった。借り物の猫、というか。魂抜きして運んで来たからなのかしら。もぬけの空感が漂う。それでも手を合わせ、二人でお礼をいう。「またここでお会いできてうれしいです。あの時詣でにいった4人のうち母は、見事賞を頂戴しました。私たち3人の願い事も叶いますように‥‥‥」。
この展覧会は、個性的な仏像が勢揃い。私にはちょっと展示ケースが低すぎるように感じたけれど、至近距離で仏像が見れるのは東博ならでは。特に円空仏が際立ってよかった。
東博「みちのくの仏像展」は4月5日まで。普段はなかなかみれない、だけど有名な仏像を見る機会をおみのがしなく!