今回の旅の目的は夫の両親の親戚に結婚報告することで、従姉妹が勤めているホテルでパーティーを開いたのだった。金屛風をバックに写真ぱちり!夫の従兄弟は自衛隊員や消防士、警察官などが多くて、やたら背が高くて背筋がいい男性ばかり。私の知っている世界とはずいぶん違ってるなあ!
気仙沼のこの辺りは、津波の被害が大きかったところ。復興商店街や小学校など、テレビで見た場所を実際に目にした。港付近はまだなんにもなくて、工事がこれからはじまる、といった感じだった。震災の時は募金することくらいしか東北に貢献できなかったけれど、今回気仙沼のホテルで人を集めて宴会をして、ほんのすこし貢献できたかな?と思うのだった。翌朝は夫と義母と義弟夫婦とで両親の実家やお墓参り。夫の両親ともに室根山のふもとの出身で、山深い道を走ること20キロ。私はこんな深々とした山に初めて入った!
お墓は新しい竿石が多い。きっと震災で倒れて新調したんだろうなあ。
そして今回の旅の目的でもある
室根山神社へ。真昼間だというのに霧深くて泣きたくなるほど寒い!
夫の父方の小山家は、昔熊野から神様をこの地に招聘した中のひとりで、今でもお祭りの時には小山家が道開きのような役目をしているそう。2018年には1300年祭を行うそうだから、来なくちゃと思うのだった。この山にお住まいの神様は姉妹の二人の女神様ということだけど、神様の気が強く感じる場所なのだった!
今回は義弟夫婦が一緒に来てくれたおかげで、本当に実深い実家参りだった。都会での暮らしと山里での暮らしの違い。そんなことを考えさせられた岩手旅行だった!