ポンピドゥーセンター傑作展を見てきた
2016年 06月 12日
1906年から1977年まで、「1906年を代表するのはこの絵、1907年を代表するのはこの絵‥」と1年1枚づつ展示されているのだけれど、秀逸なのが1945年の展示スペース。淡いブルーの壁に作品の展示はなく、ラヴィアンローズの曲が流れるだけ。壁を背にして、右側の1945年以前の作品と、左側の1945年以降の作品の変化を見るのが興味深かった!戦前はピカソなど有名人の作品しかない。色彩は暗く、形は強い。戦後は無名の画家たちが絵筆を取り、色彩が溢れていく様子がよく理解された。
どちらかというと、作品に堪能する「美術館的展示」ではなく、作品を通して時代を理解する「博物館的展示」。そのため作品をじっくり見ようとは思えなかったのだけれど、こういう展覧会があってもいい。
私もポンピドゥー・センター傑作展を見てきましたので、興味を深くブログを拝見しました。今回は20世紀美術を制作年代順に配列されていましたため、フォービズム、キュビズム、抽象芸術などいろいろな表現が挑戦され模索され、美術界は百花繚乱で混とんとしていた現実であり、当時の社会の現実の中で、画家がそれぞれ個性的を発揮してアートの様々な表現をしているのが感じられ。傑作も多く大変楽しめました。
今回ポンピドゥー・センター傑作展を見て、個々の作品の魅力を整理するとともに、20世紀美術の多様な表現の意味とその芸術の本質について考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。