箱根旅行は夫の鉄分補給にもなった。行きのロマンスカーはわざわざ時刻表調べて古いロマンスカーに乗った。1ヶ月ほど前に自動車の接触事故があった電車で、鉄道マニアの間では「何も数少ない4000系に車ぶつからなくてもいいのに‥4000系引退しちゃうのか??」と話題になってた電車だそうで、無事乗れて、夫は心から喜んでいた(笑)。
箱根登山鉄道に乗るのも一番はしに乗ってスイッチバックを目視確認(笑)。私も線路の切り替えが行われるのを楽しんだ。
「箱根に行くならラリック美術館に行きたい!」と夫。「何で?19世紀のガラス作家の美術館だよ。興味あるの?」と私。夫曰くラリック美術館にはオリエンタル急行の一両が展示されているそうだ。ヨーロッパからロシアまでの長距離豪華列車のオリエンタル急行なら私も見てみたい。ラリック美術館二人で2600円+オリエンタル急行ツアー二人4200円も支払ったけれど、豪華な80年ほど前に作られたオリエンタル急行の中でお茶を楽しんだ。ラリックの作品には正直あまり興味はなかったのだけれど、かまぼこ板コンクールの作品が観れてよかった!
鉄男は鎧や兜も好きだった。小さな「武士博物館」に行って鎧を試着(料金800円、鎧体験は2000円でぶっ飛んだ!)。嬉しそうな顔を見て私も楽しかった。鉄ではしゃぐ夫を見るたびに「銀河鉄道999の鉄郎みたい」と思うのだけれど、松本零士に夫を「40代の鉄郎です」と見せたいなあと心の中で思うのだった(笑)。そして箱根からの帰り道は初のロマンスカー展望席。遠ざかっていく箱根と美しい富士山を見ながら、「箱根の神様、楽しい1日をありがとうございました」と感謝するのだった。