スマホRENTAで読んでいる漫画「その女、ジルバ」が非常に面白い。40歳の主人公が、高齢者バーで働くようになり人生の喜びや意味を再び見つけ出すというストーリーなんだけど、戦後の混乱あり、ブラジル移民あり福島への愛情あり、仕事に結婚の悩みなどなど。主人公と高齢ホステスたちの過去や振り返りがまた最高。現在の笑顔がまた最高。ライトな絵だけど、非常に非常に読み応えがある。きっと多くが作者の実体験に基づいてるんだろうな。
セリフが心に残る。「このままだったら、私は自分の人生が嫌いになってしまう。」
「早いうちに女を捨てちゃダメよ。捨てていいのは過去とミサオよ」。「この世には遊びに来たの。踊って転んで笑ったらそれで80年よ。」
色々共感するのでもし作者の有間しのぶさん(50歳)に会ったら、すぐお友達になるだろうな。これほどの傑作、広く世に知られたらいいなあ、と思うのだった。