守ること
2017年 07月 17日
うちのお隣さんは弁護士さんで、何かにつけ「名嘉真さん、悪いことがあればいいこともありますよ」とご主人の言葉に鼓舞してもらった。若葉台が開発された時も、はるひ野が開発された時も胸が痛かったけれど、私は今その恩恵を受けている。若葉台に行く途中の桃源郷のような美しい水田は道路を作るために半分が失われてしまったけれど、やっぱりその恩恵を私は受けるだろう(美しい水田をやめずに続けていてくれるご家族を拝みたい気持ちでいっぱいだ)。だから私は「悪いことがあればいいこともありますよ」この言葉を信じている。そして傷ついてしまった動物たちにできるだけのことをしたいと思う。
数年前に流産してしまった時に、「妊娠するのも大変だけど、出産するまでは大変なんだ!きっと生まれてからはもっと大変なんだ」と思った。あの時は悲しかったけれど、産婦人クリニックに「40歳以上は(危険だから)お断り」されたり、出産できる病院を探したり、もう2度とないことだから貴重な体験を経験したと思う(「年齢だからリスクが高い、年齢だからしょうがない」と何度も言われて、自分がおばあさんになった気分だった)。「お母さん」に至った人たちのことが前よりも想像できるようになったから。
年若い友人に今月赤ちゃんが生まれるのだけれど、その子の誕生とご家族の喜びを祝うとともに、今月誕生日を迎える友人が、生まれてきてくれてよかったな、彼女が私と仲良くしてくれたお影で私の人生は随分豊かになった、と感謝するのだった。
写真、警戒気味のうちの大和とうちの子になるだろう猫たち。どうやったらみんなハッピーにうちの子になれるのかなあ。