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秩父・三峯神社に行った


巾着田で曼珠沙華を見た後、秩父の三峯神社を目指した。「関東きってのパワースポット」として知られる秩父の三峯神社。東京西部の稲城から行くのはあまりに遠い!日高町から行ったのだけれど、それでも山道を走ること2時間半。埼玉県は広いな〜!
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ずっと荒川沿いを登ってゆく。落葉樹の豊かな生態系。くるみがなってたり、栃の木には栃の実をぶら下がっていて、美しい風景が続く。川周りの風景はとbあたり一面、山山山山山。うちの周りはすっかり木が切られてしまったし、一日中工事の音でうるさいから、静寂と木々の匂いは久しぶり。台風後の天気にも恵まれ、秘境モードたっぷりの秩父の山中を移動。初めての秩父は本当に美しいところだった!
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途中、中津川の道の駅に寄った。まだ朝の10時前だからとびきりクリアで美しい山々を見ることができた。
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私の知っている秩父と言ったら「大喜利のたい平さんの故郷、秩父セメント」の二つだけ。セメントやコンクートを取りまくってる粉っぽいイメージだ。「秩父セメント」の代表格武甲山が見えて来た。どの山よりも高く聳えたち、上半分が削り取られて
異様な迫力。この山はもっと高かったんだろう。今だって存在感のある山!!
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秩父市内を通り過ぎ、ひたすら三峯神社へ向かって登ってゆく。このあたりにはダムが多いのだけれど、なんと三峯神社へ向かうには二瀬ダムのダム部分のど真ん中を通り抜ける。ヒョエ〜すごい体験!
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そこから神社への道のりは車でおよそ40分。どんどん気温が下がり、雲が近くなって来て、神域らしい風情。それにしても道中「一日はこの先から渋滞、トレイはお早めに」「車放置禁止」などの看板が並ぶ。毎月一日には「白い氣守り」が配られるから、その日はこの道は6〜7時間の大渋滞となるそうだ。
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そして三峯神社の駐車場に到着。駐車場から道を登って五分ほどで「三ツ鳥居」に到着。三峯神社の由来やパワースポットなどについては詳しくネットで書いている人がいるから省略するけれど、この「三ツ鳥居」は全国で7つしかないそうだ。「あれ?見たことある」と思ったら、奈良の大神神社と笠縫邑の檜原神社も三ツ鳥居だった。檜原神社は大和姫がアマテラス大神を祀る神社を探していた時にできた神社だし、大神神社は古い力のある神様を祀っているし、ここ秩父の三峯神社はイザナギイザナミを祀っているしで、なんとなく納得。
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狛犬の代わりに狼たちが番兵。この鳥居もパワースポットらしいから、夫と義理母とお辞儀をしてから中へ。

すると!
明らかに門の手前と奥では温度が違う。鳥肌がたった!

この日感じたパワースポット1。気のせい?と思ってなんども試して見る。明らかに一線上で温度が違う。3人とも思ったんだからスゴイ。その違いは正面の広い通りでの差がわかりやすかったけれど、横から入っても温度差は微妙にあった。「風が吹き抜けてるとか奥の方が木が多いからとかの問題かな?」とも思ってよく観察して見たけれど、風は吹いていない。本当にご神域なんだな〜!
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美しい木々と往年の人々の信仰を感じさせる石碑の中を通り抜けていく。
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隋神門に到着。超超立派な山門!この日の下界は31度だっただけれど、標高1100mの三峯神社内はうすら寒いくらいだ。門の前でモグラを見かけた。犬を連れたお客さんも多い。ここは日本武を白い狼が案内したということで、犬OKの神社みたいだ。この日感じたパワースポット2。

この隋神門を潜るとさらにまた温度が下がった。またも鳥肌!
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いよいよ本殿が見えて来た。光を内包しているように輝いている。
石畳の階段の上に登ると上方から冷たい気が降りてくる!

この日感じたパワースポット3だ!奈良の大神神社と似ているなあと思った。長い参道(産道)を抜け、光溢れる世界(神域)に生まれる感じ。階段登ったすぐ右に赤い宝塔みたいな赤い作りの建造物。「八棟灯篭」というそうだけれど、明治の廃仏毀釈運動前には仏教の宝塔だったんじゃないかな??
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まずは身を清めよう、水屋へ。この水屋は豪華絢爛!!日光東照宮を思わせるのだけれど、修復して白く地味になってしまった東照宮よりもずっと派手で豪華絢爛で楽しく楽園のようだ。
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拝殿もとにかく豪華!彫り物が美しく、楽しい。仙人が碁を売っていたり、カステラみたいなケーキを取り分けてたり、鯛を目の前に踊っている。とてもおめでたい雰囲気満載で、龍や孔雀などの動物がたくさん彫られている。
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今までみた建物の中で一番ハッピーな楽園ムードにみちた建物だな♬
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本殿前の「辰年に突如、龍が現れた石」というのは正直、怖っ!だって目が赤いよ‥
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普通の日に行ったから当然「白い氣守り」はなかったけれど、夫と二人で「氣守り」を得て、私は絵馬をぶら下げて来た。この絵馬の絵は「神の御使い」である狼のようだけど、ここの狛犬狼たちはみんな細くて怖い‥だってアバラ骨出てるよ。もっと食べさせてあげたい‥(でも狼は肉食だから、お腹いっぱいになるってことは、他の生き物の命をいただくということ。殺生をできるだけガマンしているということかな?)。
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拝殿前にある御神木の杉の木。「木は氣」とここではいう。樹齢800年を越すそうだけれど、まっすぐで非常に生き生きとしていた。
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「3回深呼吸をしながら触って氣をいただいてください」と書いてあるのでやってみた。気持ちのいい肌感触の樹皮。あまりの大きさ偉大さに目が回る。
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夫と母は温泉「神の湯」へ。私はその間に「カフェ小教院」でお茶。妙に立派な建物。ここはお寺だったそうだ。修験道の修行する場、仏教の寺として機能していた場所。明治の廃仏毀釈で配されたお堂の一つをカフェとして利用しているらしい。はー本堂でお茶してるのと同じか。そりゃありがたすぎる!
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コーヒーはとても美味しかった。思わず限定だというコーヒーゼリーも頼んでしまった。クリームが濃厚で美味しかった!部屋の片隅に鯛くらいの大きな金魚がいて、聞けば15年くらい生きているという。小山家の金魚も3年生きていて体長15cmくらいあるけれど、15年!すごいなあ。とてもいい感じの店員さんと居心地のいい雰囲気の場所だった。
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夫たちと合流。綺麗にならんだ摂末社。さしずめ神様たちの別荘コテージ。三峰に来た時のおやすみどころ。
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杉とモミの木が一体となった「縁結びの木」は可愛かった。
今回行ったのは、夫と私の結婚が三峰神社のご利益かも、と思ったからだった。2015年1月2日、夫は三峯神社に来ていて、その日私はまだ出会う前の彼に思いを馳せていた。その後スピード結婚したから「おそるべし三峯神社!」と思っていたのだった。

そして向かったのが「お仮屋神社」。三峯神社のおつかいである狼さんたちをお祭りした場所。
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ここが怖い!!
この門の前に立つとめっちゃ上から冷気が降りてくる!!全身震えてくるほどの寒気!

この日感じた一番強力なパワースポット4。階段の途中では感じないんだけど、半端ない冷気がこの門を潜って下に吹き抜けている(この向かい側は国道に向かっている)。お社には小さな石でできた狼がたくさん祀ってある。一人だったらおしっこちびるくらいの怖さ。

お社のすぐ上は山の峰で昔は道だったみたいな風情だった。なるほど、社の後ろは崖でここから冷気が吹き上がってくる。でも門の前で感じたほどの冷気ではない。
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3人でもう一度立ってみたけれど、足がジンジンとしてくる冷気だった。ネットで「三峯神社に行くと眷属であるお犬様(狼)がくっついて来てくれて、夜部屋で暴れたり、家を守ってくれることがある」というのを読んでいたから「うちには猫など小さな動物がいるから強力すぎるお犬様が来てしまうと困る。どうぞ一緒にいらっしゃらないでください‥」と心の中で唱えた。
最後に遥拝殿から三峰神社を構成する雲取山、白石山、妙法ケ岳のうちもっとも重要で奥宮がある妙法ケ岳を眺める。
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正面のラクダの背のような峰が妙ケ岳。また冷気が正面からくる!
確かに山の上だから下から風が吹き上げてくるのだけれど、

正面の妙ケ岳からくるのは風ではなく、またも冷気だった。

ヒョエ〜すごい場所だな〜!!超強力なパワーを発してるんだな〜!

帰る時、ふと見上げると狛犬ならぬ狛狼。この狛狼が恐怖映画並みに怖いっ!目が4つない!?

白い三ツ鳥居を出ると温度が上がった。神域を出たんだな。三ツ鳥居前でわらじカツ丼をいただいた。味付けが和風で美味しかったし、ついていた味噌汁もつけものもとても美味しかった。
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駐車場前で「いも田楽」を売っており、一口パク!中津川いもはメークイーンのようなさっぱりとした味わいだった。

あちこちで番犬のように、ガーゴイルのように生き生きとした狛狼たちが見張っているおかげでここの神性は保たれているのだろう。家に帰って母に件のことを伝えると、「自分なら感じるだけでなく、なんか見えてたな」とのこと。私には何にも見えなかったのだけれど、母だったら光や色が見えたかしら!?
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三峯神社には秋が訪れていた。
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透明で冷涼なガラスのような硬さと冷たさを感じた三峯神社。今は貴重になってしまった「山の神性な気」がここでは誰にでも感じられる。「人は死ぬとお山に魂が帰ってゆく」と昔の人々が信じていたことに納得する。

「木は気」。
そういえば私の名前は「麻希」。「真気」かな!?
「気」をたくさんいただいて、「気張った気持ち」になった。よ〜し頑張るぞー!

by office-maki | 2017-09-18 11:28 | 東京散策日記 | Comments(0)

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