骨髄性白血病のミハルバングリさんを救いたい!
2009年 01月 31日
2002年、兄・名嘉真武博が32歳で精巣がんになり、3年間闘病生活を送っている間、人と家族にとって情報集めは生き抜くための必然だった。発病してから3年の間、ネットで病気と闘う生活を送っている人のブログを見たりすることは励みになったし、治療方法や病院についての不安を減らす材料でもあった。
しかし闘病ブログを書いている人はたいてい途中でなくなってしまうことが多い。だけど実際に病気と闘っている人にとって、ブログを書いている人が亡くなるというのは精神的に非常に切迫することだ。病気になった人は常に「次は自分の番かもしれない」と思って毎日を過ごしている。そんな不安は非常につらく苦しい。
自分のこのブログを開設してから、兄の「名嘉真武博の闘病日記ブログ」をどうしようかと思うようになった。同じく精巣がんになってしまった方が元気を出すものならいいが、このブログには結局死があるだけだ。救いはない。精巣がんのひとに間違ってこのページを開かせない方がいい。残すなら、希望が見える言葉で終わるのがいい。
そんなことを考えていた矢先、北京の知人から「骨髄性白血病のミハルバングリさんを救いたい」というメールが来た。
ミハルバングリさんは中国新疆ウイグル自治区出身の31歳の女性。学業優秀で北京民族学院に入学、その後東北師範大学の日本語学部に入学し、卒業後は新疆蒙古師範学校で日本語を教えていた。「ウイグル語-日本語の辞書を改編し、日本語の教科書を作りたい、日本との架け橋になって故郷に貢献したい」という夢を持ち、日本への留学を実現するために遼寧省撫順市での一年間の研修を経て、去る2008年9月より東北師範大学の研究室に入った矢先に発病。
骨髄移植のドナーとして実弟の骨髄が既に適合しており、費用の問題が解決できれば骨髄移植の手術をすぐできる。
しかし移植手術にかかる費用は約30万元(およそ500万円)。中国の物価を考えると、日本人にとっての5000万円とほぼ同額だ。
すでに今までの治療で15万元を支払っており、家族や親族一同にもどうにもならない大金だ。そこで彼女の日本国内の友人達が募金運動を始めた。すでに200万円が募金されたという。関心のある方はぜひ見ていただきたい。
「ミヒルバングリさんを救う会」http://blog.goo.ne.jp/gulichan/
【口座名義】ミヒルバングリさんを救う会(ミヒルバングリサンヲスクウカイ)
三菱東京UFJ銀行、春日町(かすがちょう)支店、口座番号(普通)0041056
骨髄性白血病は移植手術をすれば絶対に助かる。手術費用だけの問題なのだ!白血病になり、治療をして生き生きと暮らしている人を何人も知っている。
抗がん剤のつらさは言葉に言い表せないものだ。そのうえ絶望感と恐怖感に眠れない夜を過ごしているに違いない。
若い人は病気の進行が急激だから、一刻も早く手術をさせたい。
日本と中国の大きな懸け橋をなくしてはいけない!!