延辺の朝鮮族
2009年 03月 03日
延辺とは中国の東北吉林省にある北朝鮮との国境に近い延吉(えんきち)の特に朝鮮族が多い地域。昨日は日本に来ている延辺の延辺大学で働く李さんともご一緒した。
「延辺は朝鮮族と漢民族どのくらいの比率なんですか?」と日本語の達者な李さんに聞いてみた。
「昔は朝鮮族が6割だったけど今は4割かなあ」
「どうして今は朝鮮族の方が少ないんですか?漢民族が増えたんですか?」
李さん曰く、日本や韓国、ロシアに出稼ぎにいく朝鮮族が多いのだという。韓国と朝鮮語はほとんど同じ言語だし、日本語の達者な人も多いし、ロシア・北朝鮮との国境も近い。なるほど国際色あふれる地域である。
店内は中国語、朝鮮語であふれていた。隣の席には朝鮮語を話す20歳くらいの若者が5人もいた。なるほど、日本に来ている朝鮮人って多いみたいだ。「辛いもの大丈夫?」と聞かれ「メキシコ・湖南にいた私は問題ありません」と答えたけど、それでも結構からかった。普通の日本人には辛すぎるだろうな。料理はどれもおいしくて、特にお通しででたキムチと干豆腐の炒め物は絶品だった。
知人と李さんは、北朝鮮へも行ったという。何にもないところで、現地人との会話は一切禁じられたそうだ。
その他、輸入や紹介ビジネスについてあつく語りながら、玉ねぎのざく切りにコチュジャンをつけて食べていた。二人曰く犬肉と同じくらい強壮作用があるという。へえーえらく安上がりなバイアグラだ。そして「これから李さんを案内するから」と言って二人は夜の街へ消えていった。玉ねぎの効果はあったのかなあ。
延辺料理と韓国料理どこが違うかと、延辺料理は「トマト卵炒め」「豆腐皮の涼菜」「干豆腐」「羊肉の串焼き」など中華な食材が多かった。是非どなたか一緒に行きましょう!