ユグノーの呪い(新井政彦・光文社)★★★★★+α
夢中になって読んだ。第8回日本ミステリー文学大小新人賞受賞作らしいが、ミステリといよりSFといった方がいい設定。患者の心のトラウマを治療するために治療師たちは患者の心の無意識をバーチャル化した世界に侵入して記憶を訂正する・・という設定。
ラストだけがすこしひっかかったが、読書中がたのしかった。興奮した数時間を貰った。作者さん、ありがとー。合掌。秀作太鼓判。
紫のアリス(柴田よしき・廣済堂出版)★★☆☆☆
夢中になって読めたのだが、オチに不満。主人公がどういう見た目でどういう服を好むのかなど、もっと形容があれば想像力を駆り立てられるのに。