ホルワ―(宇宙)の誕生
2009年 10月 31日
朝、通勤の途中、駅で人波の流れに乗れなくなった。
痛い・・お尻がいたくて足が動かない・・・
原因は先月から突如始まったイボ痔。失神するほどの痛みだ。トとくに階段を降りるときが非常に痛い。
一度治ったが、またなったので、肛門科を予約した。と、友人からメールが。アラシャンのすなをちゃんからだった。10月22日に3560グラムの男の子が生まれたこと、非常に痛かったこと、そして彼の名前はホルワ―(浩日瓦)、モンゴル語で「宇宙、世界、大地」を示すのだという。メールに添付された写真を見るとホルワー君は真面目なモンゴル人のお父さんにそっくりだ。王子様の誕生おめでとう!
壮大な名前をもった「宇宙」君が生まれ、「宇宙」君が遠い中国の砂漠地帯で両親に大きな喜びを与えているちょうどその頃、私はエボ痔でお尻が痛かった。お笑いである。
はじめていった肛門科は、先生がやたらおしゃべりするオモシロイおっちゃんだった。待合のソファの上も診療室の机の上も半分以上がうまい店のガイド本が積まれている。
「先生、どうやって脱いだらいいんですか?」と私。
「いや脱がなくったっていいんだよ、下ろしてくれれば!」と先生。
「あなたこの近所で勤めてるの?どこ?JICA?」
国際協力関係団体で働いていたら、痔になっちゃいけないですか先生?
(それにしても海外にいるときにこんなにつらい病気にならなくって本当に良かった・・)
このお医者さんとのやり取りが面白くて、苦笑しつつ家路についた。早速、処方された浣腸する薬剤の表を見れば「味の素」の字が。味の素!?株式会社味の素は痔の薬も販売しているらしい。おかしくて一人笑った。
アメリカで暮らすヒロエからもメールが来た。ハロウィンで、1歳8カ月のぺニック朝日くんはマクドナルドのおじさん、スティーブはケンタッキーのカーネル小父さん(そのまんまや)、ヒロエはウェンディーズの赤毛のウェンディーの格好をして参加したそうだ。ハロウィンって子供だけじゃなく親もやるもんだったっけ?
数年前、スティーブが婚前に日本に初めて来て東京で会った時、スティーブはヒロエの鼻に指突っ込んで「あっはっは変な顔!」って笑っていた(ヒロエごめん暴露して)。えらくお笑いなおなしな夫婦のことだから、お祭り騒ぎは大好きなんだろうな。そういえば、スペインサラマンカの仮装大会でも私とヒロエはウサギの格好して見事優勝したことがあったけな。
あちこちから幸せそうな息吹があがっている。
友人たちが結婚して新しい人生を始めたり、子供を産んだり、家を建てたり,マンションをかったりしている間に、私は個展の準備をしている。こんなに楽しい毎日を送っている。非常に実り多き年だ。人生って本当に面白い。神様はちゃんと一人一人にそれぞれにあった喜びを用意してくれている。
写真は、前に描いた作品を額装している様子。結構作品あったんだなあ!