名嘉睦稔「神々降臨展」
2010年 01月 16日
「ねえ、ナカ ボクネンさんの絵、ネットで見れる?」
名嘉睦稔、沖縄在住の木版画作家さんだ。とても美しい木版画を作ることで知られている有名な作家であり、「名嘉真」と「名嘉」なので勝手に親近感を抱いてきた。
ネットで調べてみれば、東京駅八重洲口近くにボクネンさん専用のギャラリーがある。早速、母と見に行った。実物を見るのは初めてだったけど、神々しいまでの美しさ。特に女神を表現した作品はすばらしかった。展示のテーマが「神々降臨」だったけど、こんな大それたテーマもしっくりするほど息を呑む美しさ。
そして本などを見ると、名嘉睦稔さんはえっらい男前の方である!
22歳私より年上のようだけど、押しかけたいくらいハンサムな男性だ。
ギャラリーの美しい女性に「こちらの作品は30万円ですが、ローンを組めば毎月わずか3万円で購入することができます。いかがですか?」と勧められた。
沖縄まで行かず東京でナカボクネンさんの作品を買えることを思ったら、東京駅近くのギャラリーの家賃を考えたら、彼の知名度を考えたら、90センチ×90センチの作品が30万円で買えるのは安い。が、買う気持ちはなかったことがネックだ。
帰り道、東京駅前の北海道のアンテナショップでおいしいソフトクリームを食べながら母に聞いた。
「もし、名嘉睦稔さん本人に、太い腕で(木を彫るには筋力がいる)肩抱かれて、白い歯みせられてにっこり微笑まれて『作品買ってください』って言われたらどうする!?」
「もちろん買うわよ~!!」と母。それにうなずくわたし。
作品を見て作者本人に会いたいなんてあんまり思わないけれど、名嘉睦稔さんにはとても会いたいと思うのだった。というか嫁にしてくれ~!