安倍晴明と、たわらやうどん
2010年 06月 18日
美男に会うだけでは好奇心と食欲は満たされないので、晴明神社と、極太うどんで有名なたわらやへも行ってみる。
晴明神社。地図上でみると西陣織会館から近い。ぶらぶら歩いてみると、大型バスが何台も止まっている。あそこら辺にちがいない。行ってみたら、晴明神社はやはりそこにあった。五芒星が鳥居や提灯に入れられていて、かなり異様。狭い場所なのに女性客であふれている。特にお守りグッズに人があふれている。五芒星が掘られた井戸にも携帯で写真を撮る女性であふれている。パワースポットとしてテレビで紹介されたに違いない。私とて小説・帝都大戦や小説・漫画の陰陽師には一時はまっている。五芒星に心騒がぬはずはないが、このキャピキャピな雰囲気は絶対に五芒星と似合っていない。晴明神社を出て、100メートルほど離れたところにかつての戻り橋があった小川にでた。水の流れは幅1メートル×量1センチ以下で、およそ魑魅魍魎をたたえた平安の闇とはかけ離れていた。
その後は、北野天満宮近くのたわらやうどんへGO.ここは極太うどんを食べさせる店。20年ほど前に修学旅行で食べた時は、感動した。で、注文してみた。茶碗の中には厚さ1センチ×幅1センチ×長さ40センチほどのうどんが、3本。600円だったから、1本200円の計算。(本来は長い1本だけが入っているらしい)あらかじめ麺つゆで煮てあると思しい麺は味が染みていていおいしいが、もっとがっつりたべたい。写真のように具は入っていないので、麺粉をかじっているだけは、あきる。
京都は緑が少なく、交通の量が多いのに車道はせまいくて息苦しい。炎天下バス停留所で乗り換えバスを待つのもあきあきだ。慣れた町だということも当然あると思うが、電車やバスの待ち時間が少なく、緑の多く、車の音が静かな東京に戻ってほっとした。フィリピンとかメキシコにいるのなら騒音や暑さにも気にならないんだけどなあ。