胃袋を掴め!
2011年 02月 05日
次は湯せんで温め溶かします。ヘラで塗る時は平らに塗るように気をつけましょう。
まるでお菓子を作っているかのような描写だけど、私が絵の支持体を作っている様子だ。粒にかわを水に入れ、一晩置き膨張させ、次の日湯せんで溶かす。炭酸カルシウムと亜鉛華をにかわ水で溶き、泡だて器で良くかき混ぜ、ヘラで平滑に塗る。
日常こんなことをしているし、器用でおいしいものが好きだから(そしてそういうことにはお金をかけるから)、お菓子作りや料理は結構上手で手際がいいと自分でも思う。けれど、今は両親と一緒に生活しているから(そしてパートナーがいないから)、他人のために食事やお菓子類を作ることはほとんどない。だから買うのだ。甘いものや花を買ったり眺めている時、自分も幸せだから。
よく「恋愛は、胃袋を握ったが勝ち」という。友達同士でも食べ物の趣味が合わないとあんまり楽しくないから、真実だ。その人の好きな食べ物でその人の生活習慣や価値観が分かるといっても過言ではないだろう。それに夫婦やカップルで味覚や食事習慣が異なると諍いの元であるし、おいしいものを御馳走してくれたり、自分の好きなものを美味しそうに食べてくれる人に対して好意を持つのは自然の感情の流れだ。
男性の皆さん、パートナーが食事を用意してくれたら笑顔で「うわあ、おいしいね!」と言いましょう。そんなあなたの様子に女性は心をはずませます。女子の皆さんは「あなたの好きな味を教えて♪」と彼の好きなものを一緒に料理したり食べに行きましょう。胃袋を掴めること間違いなしです。
画像はイタリアの「カファレル」のチョコレートとドルチェ。http://www.caffarel.co.jp/神戸の友人に貰って感激したが、東京駅地下1階グランスタにショップができた。左のキャラメルブリュレはしっかりした甘み、中央のジャンドーヤケーキは個性的で華やか、右の苺のティラミスは天にも昇る軽やかな味わい。チョコレートはもちろんおいしいけど、ドルチェも見事。見た目は美しいし非常においしかったので東京駅に行ったらカファレルのドルチェ、ご購入あれ!(ちなみに私のNo.1スイーツ店は吉祥寺のアテスウェイ。ブルターニュの岩塩を使ったケーキの存在感はすごい)。