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ヒーロー

「この男は誰?」
行政仕分け作業の中でも特に注目を集めた、独立行政法人の仕分け。そのなかでJICA青年会協力隊の仕分け作業。的確に発言とフォローしながら査定する穏やかな雰囲気の男。上司達がネット中継を見ながらつぶやいた。「この男は誰?えらく詳しいね。」今や彼を知らない日本人はいない。枝野内閣官房長官。枝野さんを初めて私達が認めた瞬間だった。

最初は目の下に黄色い隈、次は黒い隈とやつれた顔になって、今はむくんだ顔をしている枝野官房長官。「大丈夫なの?」と思わず心配になってしまう。どんな質問に対しても失言をしない枝野さん。今の日本で大変貴重な優秀な人材だ。枝野さんをはじめ、管総理も含め民主党は頑張っている。そしてこの1日2日の間にIAEAやアメリカの専門家が入ってきたことにより、事態はよりスムーズになった。原発の対処方法にしても「これでこそ日本だ!」とやっと思えるスムーズさになった。確かに未曾有の大災害を前に、全体指揮が足らなかったことは事実だが、内閣は頑張っている。なのにネットやマスメディアで批判が集まっていることが信じられない。


今回の災害と福島原発問題でたくさんのヒーローが生れている。
原発で作業したレスキュー隊員の妻は「日本の救世主になって」とメールを送ったという。消防庁自衛隊警察の隊員達、現場で作業する電力会社の作業員達はもちろんのこと、災害した人々を支える医療スタッフに介護関係者。ボランティアの人々。物資を提供したり運んだりしている会社や作業員。池上彰さんの番組では被災し父親が行方不明の29歳市職員女性が避難所で忙しく駆け回り、変わり果てた故郷を見て「この現実から逃げない」と力強く話していた。みんながヒーローだ。一人でも多くの人の笑顔を取り戻すために今日もどこかで誰かが頑張っている。

「子供がお菓子を買おうとレジに並んでいた。順番が近付いてくると、その子はお菓子を商品棚に戻し、手に持ったお金を寄付金箱にいれた。その子の後ろ姿に店員が震えた声で『ありがとうございました』と言った。」ということがテレビで紹介されていた。また反省。私だって義援金箱にお金は入れたけれども。買い物を減らしてその分のお金の寄付は思いつかなかった。子どもから学ぶことはなんて多いんだろう。

有名人の義援金では、一流の人ほど迅速に高額を寄付する。スピード感があり、時を読めるからこそ、その業界でのし上がれるからだ。私の好きな韓国スター、イ・ビョンホンも5000万円の寄付金を地震の次の日にした。企業で一番早く義援金を出したのはパナソニックで、3億円。韓国スターやパナソニックがいち早く多額の義援金を表明できたのは、2008年の四川大地震の時の中国の様子から学んでいたからだとも思う。中国のテレビでは1週間以上毎日「どこの誰がいくら出した」とリストがずっと出ていたから。こんなにも簡単にイメージアップや社会への貢献をできる機会。多くの人がこのチャンスをとらえるべきだ。日本人は寄付ということに慣れていないけれど、がんばろう!

ガソリン不足で車がすくないお陰で大気がたいへん澄んでいる。窓の外を覗いてほしい。そこには「満月のなかでも特別地球に近づくスーパームーン」と呼ばれる巨大な満月が威容を誇っている。みんなで祈ろう。多くの希望や明るさや喜びが世に満ちることを。
Commented by office-maki at 2011-03-21 23:35
この日のスーパームーンは、19年に一度の大きな満月だったとのいうこと。前もって特別なお月さまだって知っていたら写真とったのになあ。残念!
by office-maki | 2011-03-19 21:23 | 日記 | Comments(1)

制作した作品と、日々の感動を自由気ままにアップしています。下の各カテゴリ(●絵、★文章)もどうぞご覧下さい(^-^)♪ なかま まき


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