日展に行った
2011年 11月 28日
「(華やかな衣装を着た人物画が多かったが)作品も会場も地味だった」と思いながら外に出たら、正午近くだというのに、暗く立ちこめた空。「ボスだったら、こんな光景をモチーフに気の利いた作品を一枚描くんだろう」と思う。
描いている物が同じ人が多かった。「●●先生のグループ、▲▲先生のグループなんだろうな」と思ったが、今から考えると、描いている人が多かった「白百合」は震災で亡くなった人に対する鎮魂を、「雪景色」は全てを覆い隠す慈悲と悲しみを、「ミシン」は日常を、「楽器(マンドリン)」は芸術に対する憧れを、「古い箪笥」は伝統を描いていたのかな?