先日、祖父母の墓、祖父方の実家と、祖母方の実家の3つのお墓参りをしに佐野へ行った。行きは電車あったので、途中の「栃木」で降り、
栃木市の蔵の街を散策した。
栃木市の蔵の街は、川とお踊りにそって、江戸時代から昭和初期にかけての建物が保存されている街なみ。このあたりは江戸から川を利用しての物資の運搬が盛んだったようだ。立派な見世蔵や建物が並ぶ。
川越の小江戸に似ているが、こちらの方が観光色が少ない。昭和の良き雰囲気がそのまま生活の一部として残されている。
このあたりの人々は、古いもの新しい物を取り入れるだけでなく、西洋の物と日本の物を取り入れるのも上手なようだ。素敵な西洋風のアンティーク店やカフェがいくつかあった。
疲れて入ったのが、こちらのお店「舟み茶屋」さん。いろんなものが独特のリズムで居場所を得ている。注文した物を待っている間も目が退屈する事が無い。「もし自分が物だったら、このお店におかれたいな。居心地が良さそうだ」と思うくらいの調和と秩序がある。
注文したものも、美しく心配りを感じさせる見た目ででてきた。コーヒーも器も味もすてき!
蔵を引き立てる赤い物が視界に入った。「あれは、時代小説にでてくる、かいまき?」まだ日常品として使っている方がいらっしゃるよう。いき!
映画にでてきそうな立派な旧家がならぶ。こちらも古そう!
どこか(札幌や旅順や岩崎邸園)で見たことがあるような立派な建物。かつてこの場所に栃木県の県庁があったらしい。しばらくしてから不便という事で、東北に行く途中であり人口も多かった宇都宮に移転したそう。
ほんとうにがっちりした建物が多い。3月の地震でも大丈夫だったんだなあ。
町中に編み目のように這う堀の水。とても透き通って綺麗だった。
栃木市の蔵の街。往復2キロ、約1〜1時間半の散策だった。遠いけど、おすすめの場所!
写真には入っていないが、個性的な建築物が多かった。街と調和した自由な建物や、お店で出された美しい陶器を見て、母の二人の兄がそれぞれ陶芸と建築を志した理由がよく理解できた栃木市の散策でした♪