草原恋歌
2012年 04月 14日
友人と私の、内蒙古自治区に対する気持ちを形にしようと思って描いた下絵。砂漠や草原から持ち帰ったものは、なにもない。だけど草原の種が、私たちの心の中にきっちりと植えられていたようだ。そしてそれは、離れる期間が長い程育ってゆく。
昨年二科展に向けて、メキシコへの思いを形にした3枚の作品が、今年私をメキシコに連れて行ってくれた。「家族」が新疆ウイグル自治区への思いを、この「草原恋歌」が内蒙古自治区への思いを綴るのなら、これらの作品が私をまた中国へ導いてくれるかもしれない。
別件で、イタリアを意識した作品と取り組んでいるのだけど、この作品も私をイタリアへ連れて行ってくれる予感がある。ああ、でもお金。お金の絵でも描いたらお金も飛び込んで来てくれるかしら?(笑)。