五月晴れを気張る
2012年 05月 14日
久しぶりにアクリル絵具を使ってる。なんとなく初々しい気分になる。50号一枚描いたのだけど、学生の1年の頃みたいに気持ち良くかけた。やっぱり17歳だからかなあ(笑)。
夕べ、Eテレで東博のボストン美術館の特集をやっていた。今やってる絵の納入先のオーナーは卒論で伴大納言絵巻についてやったそうで、「日本美術の中で伴大納言絵巻が頂点だと思う」と熱く語っていたけど、吉備大納言入唐絵巻(タイトル違ったかな?)の作者も同じ常磐光長だそうだ。芸大日本画教授の手塚さんが番組で語っていた。この手塚さん、私が学生時代はまだ助手から講師になったばかりだった。でも出世するのは目に見てていたから日本画の同級生(今更だけど、私は油絵科出身です。絵画(油絵、日本画)の全体人数が少ないため、日本画の同学年はほとんど知り合いだった)は彼に憧れてたっけ。
どちらも鉛白が主人公の顔に使われているらしい。鉛白?ジンクホワイト?テンペラで私はチタン白粉末を使うが、日本画の世界で胡粉以外の白が使われていたって驚き。絵の世界に境界はないのだった。
忙しいので、現実逃避にだらだらと書いてしまった。次回、予告「博物館の住人」です。
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