四天王が好き
2012年 08月 15日
探す程、でるわでるわ。本当にきりがない。
インドやアジアの彫刻で四天王のルーツと変成について調べている方もいた。
ふむ。確かにインドやカンボジアで神像はたくさん見た。それらが日本の天部(私は心の中で「おてんちゃん」と呼んでいる)のルーツであることは間違いないだろう。
聖徳太子が仏教を取り入れた頃、四天王はまだその神格を保っていた。神秘的で尊い存在。
どの子も(どの四天王)も素敵だけど、私の別格四天王は、大陸風の甲冑をまとい、彫りの深い風貌をした當麻寺の子(四天王)達。考えてみたら私のモンゴルへの憧れはここから来てるかもしれない。
でもやっぱりうちの子が一番!この子(浄瑠璃寺の広目天)がとびきりハンサム!
仏像(もしくはその画像)だけを見ていると、その像がいるべき環境がまるでわからない。
絵もそうだけど、はじめに場所ありき、次に作品ありきで、本来は「あのお寺に飾る仏教画を描く」「あのお寺の四天王をつくる」だったはず。
もちろん寺や建物は変わってゆくけれど、それでもその作品の制作された当時の雰囲気や美意識は神社仏閣などの建物や敷地に現れているのだ。
最近すっかり神社仏閣めぐりをしていないが、まずは寺を訪れてから仏像と向かい合わなくては...と思うのだった。