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明治大正の作家がすごい!

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大正時代の日本の作家について、つらつらといろいろ見ていた。形容詞はだいたい「夭折の画家」「早逝の天才絵描き」(笑)。本当に可哀想になるくらい、早くみんな死んでいる。20歳から38歳。どれだけ絵描きが貧しかったかだ。

速水御舟がイケメンだ!それにたぶん小柄だったのだろう、着物がとても綺麗に見える体型(写真右下)。左側は岸田劉生の自画像。明治に黒田清輝が西洋のアカデミズム絵画を輸入して、一気に西洋の300年くらいの間の絵画が日本に入って来る。印象派、ポスト印象派、フォーヴィズム、キュビズム、などなど。で、大正の作家はフォービズムに感動し、「とにかく、個性的であること」をめざしたようだ。

黒田清輝についての資料を読んでて、「人物を抽象的に画面に配置するのは西洋の伝統的なアカデミズムで...」というくだりを見た。へえ〜!

そういえばそうだ。物語を描くのではなく、モデルを使った絵を描くのが学校で習う美術。私もまたそういう絵を描いてきて、これから描こうと思っている。黒田清輝によって日本ではじまったと思うと、少しびっくりする。

現在の美術界は、アカデミックをばかにする。
物語性や個性を重んじるから、まるで大正みたいな感じかな?
by office-maki | 2013-02-03 00:06 | アートな話 | Comments(0)

制作した作品と、日々の感動を自由気ままにアップしています。下の各カテゴリ(●絵、★文章)もどうぞご覧下さい(^-^)♪ なかま まき


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