都美館「ウフィツイ美術館展」に行った
2014年 10月 20日
個人的には、サンマルコ寺院から来た陶板に描かれたイエスや聖人の絵が気に入った。華やかなルネッサンスの栄光、それに続く宗教改革の暗さは絵画にもしっかりと影響されていて、盛期ルネッサンス以降の作品の暗いこと、暗いこと!だんだん人体は神の調和をなくしてゆがみ、アイシャドウが濃くなってゆき、顔には虚無の表情を浮かべてゆく。僧侶サヴォナローラ の罪はどれほどか!
都美館「ウフィツイ美術館展」は12月14日まで。ボッティチェリの「線」の優美さを是非実際にご覧あれ!私はこの展覧会でフィリッポリッピ(修道士のくせに修道女と駆け落ちした画家)の息子がボッティチェリに弟子入りしていたことを知ったのでした!