片岡球子展を見て来た。
2015年 04月 25日
私と母のアイドル、片岡球子。今年は生誕110周年で、103歳で亡くなったから七回忌にあたるみたいだ。後藤はつのさんが112歳だから、片岡球子も生きていたらほぼ同じ年なんだなあ。
片岡球子の凄さ。一見平面的に見えるけれど、実物の迫力はものすごい。一本の線は奥行き感やバランスを考えられまくってて、一色で塗らず、たいてい3パーツにわけられていて丁寧に表現されている。緑色や黄色の梅の花をみたら、「梅が緑色でも表現できるのか!!さすがプロ!!」と感嘆してしまった。この自由でデザイン的な発想と構成、私にはできない〜〜〜!!(><)
会場内で88歳の老人が「来て良かった~良かった~」と声を絞り出していたけれど、本当にすばらしい展覧会だった。球子さん、どういうふうに自分の作品が並べられるかも計算して制作していたのね、とわかる。
普段は展覧会を見に行くと、「今すぐ私も絵が描きたい!」と思いますが、片岡球子展はすばらしすぎて、絵をかく気力をなくしたなあ!
おそらく最後の大規模な片岡球子の回顧展、ぜったいお見逃し無く!!