朱葉会初日。名誉なことに1室に展示してもらえた。入り口から自分の作品が見える。まあ名誉なこと!前にも一度同じ場所に展示してもらったことがあるけれど、次は10年後くらいにあるかないか笑。
「人生は、愛と希望で彩る為にある。」名嘉真麻希、P150号。
「さあ朱葉会の作品に取り掛かるか」と準備し始めた朝から切られてしまった近所の森がモチーフ。よく子供の頃、近所の子らとここで遊んだ。年取った時に毎日みて暮らそうと思って描いた作品。今の私の家族が描かれている。両親、夫、猫たち、たぬき親子、子供の頃の私と兄。カブトムシを森に返そうとしている少年。大好きなホオノキとクヌギの森。
アキーラで全部描こうと思ったけど発色が悪いので、途中から油彩とテンペラで描いた。よく考えてみたら油彩(色)と水性(線)の組み合わせは、子供が描くクレヨン(線)と水彩絵の具(色)の反対バージョンで相性がいいんだなあと思う。
若い人たちがみてくれていた。何を思って長時間みていてくれたのかなあ。夫と私。わかっちゃいたけど、150号が美術館では小さいこと!
会場で、
梅本マリ子さん(朱葉会リンク)が今年亡くなったことを知った。とても強い線と色で仏像や天女などを描く方で、大好きな作家さんでお手紙も出したことがあった。偶然作品の前でお会いしたお友達によると、長い間リウマチに苦しんでいらっしゃり、最後には絵の具のチューブをご主人に開けてもらい、左手で描いていたそうだ。
「彼女にとって、絵はまさに生きがいだった」とご友人。そんな梅本さんだからこそ、このような素晴らしい絵がかけたんだな。
坂田都先生と村山和子理事長。仲良くお二人で展示をみていらっしゃった。絵も隣で本当に仲がいいんだな!赤系統のお二人の絵のちょうど正面に緑系統の私の絵があった。1室の一番最初に、大好きな3人の作家さんが並んでいた。原木先生と三辺さんと神田さん。ちょうど神田さんにお会いした。「自分の絵を見るのが怖い。このままみないで帰ろうかしら」とおっしゃっていたけど、その気持ちわかるなあ〜(笑)!大丈夫、とってもいい場所(1室の1番!!)に飾られるいい絵でしたよ〜♫
今年は会友賞取れるかな?と思ったけれど、受賞逃したまま会員になった。来年に向けて努力していかないと、と改めて思う展覧会初日だった!